今年86歳になられるステキなマダムのレッスンをご紹介します。
大人ピアノでいらしてちょうど1年。
いつもおしゃれで毎日をいきいきと過ごされていらっしゃいます。
その日のレッスンでお弾きになったのは
ベートーベンのソナタと
ドルドラの思い出(以前もご紹介しました)。
二つはキモチを切り替えるのが難しいとのこと。
古典期と近代の作品ですので
作風や雰囲気が大きく違いますね。
使われているコードや進行、調性も。
古典期では正統派コードが使われていますし
近代ではニュアンスのある不思議なコードも。
時代によるお話しをしつつも
途中での転調や構成、終止に向かうカデンツの考え方の共通点など
お話ししますと
まぁ
そんな風に考えたことは初めて。違って見えますね~~と
ご一緒に楽しくレッスンさせていただきました。
気持ちを切り替える時は
はじめにその調のスケールやカデンツをして
カラダにしみ込ませてから弾いてみてもいいと思います。
以前は大手だったりグループだったりのレッスンで
音符を間違えないように一生懸命お指を動かし
弾くことだけに専念して緊張してらしたということです。
少し角度を変えると弾き方もまた変わって深く見られますね~と。
ハイ、そしたらお指もまたうまく動くきっかけになると思いますよ。
そんなお話しがはずみ
「もっとはやく先生のところへ伺えばよかったわ」
と帰り際におっしゃいました。
まぁありがとうございます
でも今まで習われていた土台があったからこそ。
楽しみ方はいつからでもいろんな方向から生まれるから
Aさん、遅くなんてないです。
ますます楽しみをひろげていただきたいです。
大人の皆さんこそいろいろな経験を演奏に活かしていただきたいです。
こころからお待ちしております。
番外編
そのAさんにホットプレートで作る「伊達巻」を習いました
伊達巻はダイスキでいただいたらとってもおいしかったので。
すごい手際でした
鬼すだれを買わなくちゃ。
今度のお正月までプラクティス!
がんばります
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
今日もステキな1日になりますように
音楽を愛する心を育み音楽的自立を目指します